庶民の伝統芸能を伝える

手づくり寄席

徳丸 三凱亭

 

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三凱亭のこと

■ごあいさつ

落語、講談、浪曲、手品、漫才、漫談、音曲など、大衆芸能を興行する娯楽場です。
客席数は少ないけれど、それだけに肌で感じ取れると思います。
是非御来場いただき生の芸を楽しんでください。
お待ちしております。

 

席亭  関村 具由

 
 
 

当初は一つだけの落語会でしたが、今では落語会が五つと浪曲の会が一つに増えて、その他にも申し込みがあれば受けつけています。
それぞれの会に特徴があるので、面白いと思います。
終演後の打ち上げの会もその場所でやりますから、移動しなくても良いので楽だと思います。
芸人さんと一緒の打ち上げは、話が弾み和やかな雰囲気です。
今まで一度も寄席に足を運んだことの無かった知り合いにも声を掛けて、寄席の面白さを知ってもらえるよう努力をしています。
少しづつ三凱亭が知られてきて、この頃ではお客様の数も増えてきているので嬉しいです。

 

おかみ  関村 みね

 
 

 

■「徳丸 三凱亭」 誕生‘秘話’

◆なに〜ぃ、またあの八の字が絡んでるって?

 「徳丸 三凱亭」誕生のきっかけとなったのは、落語家の古今亭菊龍さんだ。独演会の会場を探していると、三味線教室の仲間から「自宅に空いている場所がある」と声がかかり、2004年の暮れ近く、東京・板橋区でタイヤ販売店を営む関村さん宅を訪れた。菊龍さんに声をかけたのは、落語やお笑いが大好きな関村さんの長女・弓さん。相撲甚句が得意な父の具由さんが、ちょうど駐車場に隣接する地下のスペースを発表会に使おうと考えていたところだった。落語好きの取引先など周囲の協力もあって、とんとん拍子に話が進み、年が明けた2月、「菊龍の昼下がりの暇つぶし」を柿(こけら)落としに、三凱亭がオープンした。

 

◆進化しつづける「手づくり寄席」

 当初、楽屋は仮設だったが、興行が終わる度に、皆で内装工事を少しずつ進めた。常設の楽屋、演者用モニタースピーカーなど、小規模ながら本格的な寄席興行が可能な設備を整えていった。「手づくり寄席」たる所以である。備品の充実を進めるなど、現在も“進化中”だ。
 前座や二つ目の落語会も増え、関村さんも月1回、浪曲会を主催するようになった。消防法上、興行は月4回までと決められているが、入場料を取らない発表会なら制限はない。興行のない日は稽古事の発表会や練習場所として活用されている。

 

◆ホットな交流も芽生えて…こんだぁほの字かい!

 興行時の来場者は地元以外の人が約半数を占め、遠くから駆けつける常連客もできた。高座がはねた後は客席を片付け、出演者を交えた打ち上げ会がスタート。地元の人同士が顔見知りになったり、別の寄席でばったり会ったりと、交流も広がる。寄席を観に来た菊龍さんの知り合いが弓さんを見初め、ゴールインという嬉しい副産物も生まれた。
 「三凱亭で落語会を開くようになってから、お呼びがかかる機会が増えました」と、菊龍さんもトレードマークの八の字眉を、さらにきれいな八の字にして喜ぶ。

 駅から近く、木戸銭も地域寄席ならではのリーズナブルな価格だが、商店街から一本奥の通りにあるため、目に留まりにくい。気軽に足を運んでもらえる地元の人にもっと知ってもらうことが、とりあえずの課題だ。

 

(宮城 牧子 記)

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